Copyright 2003-2005 Carolie Mate's Hour by.chabaroach | 第一回「スカイ・ハイについて」 駄文の記念すべき第一回目のテーマは、DIOの息子の一人であるリキエルのスタンド「スカイ・ハイ」についてです。顔からしてDIOの面影が皆無だったウンガロにかわり、きっと何かやってくれる。と信じていた私。実際に本編では結構がんばったリキエル。しかし、よくよく考えてみると、このスタンド実はあんまり強くないんじゃあないのかね?と思いました。
主な原因は、割と射程(まぁスカイ・ハイの場合にはスタンドの射程というよりは、ロッズを操れる距離ですが)が長いのに、自分の目で見ないと致命傷が与えられないことです。
「力が弱いと遠くまでいける」とスティーリー・ダンも言っていました。確かに古くは「ハイエロファント・グリーン」から、最近では「C−MOON」もそうですが、射程が長いスタンドには純粋な「パワー」(人間で言えば「筋力」のようなもの?)はあまりないものが多いです。「ラバーズ」が特に象徴的ですね。”夢の遠距離パワー型”「レッド・ホット・チリ・ペッパー」がいますが、これは電気に頼っているためあくまで例外でしょう。
しかしこれらのスタンドは、純粋なパワーを使わずにダメージを与える方法を持っています。ハイエロファント・グリーンは、エメラルド・スプラッシュによって生粋の近距離パワー型には及ばないもののそれなりの打撃力を持つうえに、他人の体内に入って操ることさえできます。C-MOONなんかおそらく防御不能の「裏返し」攻撃を持ちます。さすがにボスらしい強烈な能力ですね。ラバーズだって本編のように肉の芽を使わずとも、相手の脳を少しずつなら破壊できるはずです。
が、しかし、我等がスカイ・ハイが効果的なダメージを与えるためには近づかなければいけません。でも近づくと防御がほとんど出来ません。ダメじゃん、スカイ・ハイ(笑。このスタンド、何をどうあがいてもミスタの「セックス・ピストルズ」に勝てないと思います。こいつの本編での活躍は、第六部主人公サイドに射程が長いスタンドがいなかったからこそのものだったんだと思います。
第三部主人公御一行様を相手にしたとしたらハイエロファント・グリーンにやられるだろうし、第四部ならザ・ハンドの瞬間移動で引き寄せられるだろうし、第五部にはセックス・ピストルズとエアロ・スミスがいるし。第六部だってウェザー・リポートがいたら無理だったよね、「気圧の壁」とか張られるとどう見ても破れそうにないし。
結論「接近戦だとやっぱ弱い」 と、言うわけで第一回目です。自分でも言うのもなんですが、なんじゃそりゃ!みたいなオチでした。 平成15年11月19日、ベルベルさんよりご意見をいただきました。かいつまんで書けば「スカイ・ハイだって使いようによっちゃ強い」というもので、僕も確かにそのとおりだと思います。 |