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第二回「ホワイトスネイクについて」



 二回目は「ホワイトスネイクの能力について」です。ホワイトスネイクはジャンプコミックスのストーンオーシャン2・3・4・5・9・10・11・12巻に登場します。



 ホワイトスネイクの能力は、
  1.  対象を眠らせて夢(内容はかなり細かく決められる)をみせて、対象とその周囲のものをドロドロに溶かし、そのスキに対象からスタンド、及び記憶をDISCにして奪う。


  2.  抜き取ったDISC、あるいは(おそらく自分で何枚でも創りだせる)何もかかれていないDISCに好きな指令や記憶を書き込み、そのDISCを対象(人間以外の生物でも可)の頭部に挿入することによって操ることが出来る。
     その内容はただ単に記憶(の一部)を消すことから、「徐倫を殺し、DISCを回収する」といった命令、「10m飛んだら破裂しろ」といったハチャメチャなものまでさまざまである。また、命令が短いならスタンド像が頭部に指を挿入することによって直接操れる(このとき後遺症はない)。


  3.  スタンド像を他の人物に変装させられる。


  4.  射程は20mほどだが本体との距離が近いとパワーとスピードが飛躍的に跳ね上がる(11巻での徐倫との対決前後。ただしこのときは本体が「緑色の赤ん坊」を手に入れるために必死であったために、それがスタンドに反映されたのかもしれない。)。
  5.  音楽CD(もしくはホワイトスネイクの創ったDISCに、何らかの方法で音楽を記録したもの?)を人間の頭部に挿入し、再生する。


以上の4つだと思われます。更に、ホワイトスネイクの生成するDISCの特性として、
  1.  物理的な単純な力では破壊できないし、折り曲げてもゴムのようにすぐ元に戻る(クリームやザ・ハンドに消されるとどうなるのかはおそらく永久に不明)。ただし、死んだ人間にDISCが挿入されていた場合にはそのDISCも一緒に消滅する。


  2.  スタンドDISCはそのスタンドに「適性」がある生物ならば本来の本体ではない生物にも挿入でき、使うことが出来る(が、本来の能力がそのままなのかどうかは分からない。項目DのF・Fに追加された能力を参照)。もともとスタンド使いである人間にも挿入が可能。自分自身への適用については不明だが、後述するように能力1・3についてはこの能力を自分に適用しているとも読み取れる。


  3.  記憶DISCは誰でも読むことが出来る。また、スタンドDISCにも多少記憶の断片が残っていて(4巻でエルメェスが読んでいたマックイイーンの記憶が含まれているDISCは、前後の関係から考えるにスタンドDISCである)、それは「適性」のない人間にも読むことが出来る。
     DISCは(ホワイトスネイクによってすでにDISC化されていれば)頭部に強い衝撃を与えると強制的に出させることが出来る。


  4.  これは推測であるが、本体であるプッチ神父とホワイトスネイクは、「適性」のない生物に対してもスタンドDISCを挿入することが出来る。
     理由は、登場する直前にDISCによってスタンド使いになったと考えられるグッチョが、9巻で「サバイバーをつかって仲間割れさせろって言われただけなのに」と言っており、かなり自由に使いこなせているように思える(つまり「適性」があったらしい)のに対して、10巻でF・Fに「ふれた水を沸騰させる能力」を入れたときにはまったく制御できずに自滅していたこと。
     F・Fに入れたDISCのもとの持ち主は、少なくともホワイトスネイクによって能力を取られるときまでは生きていたと思われ、したがって元々の能力は少なくとも「自分にふれた水すべてを沸騰させる」ことではなかったはずです(そうじゃないと水を飲めずに死んでしまいますから)。また、このことからもDISC化された能力は元と少し違うのではないかと考えられます。
     で、F・Fが能力を使いこなせなかったということは、F・Fはこのスタンドへの「適性」がなかったということに他ならないはずです。それなのにDISCが入ったのはホワイトスネイクが自分で入れたからではないかと思います。また、FFを追わずにDISCを挿し込みながら解説していた場面から、適性の無い者にスタンドDISCを使わせる場合、ホワイトスネイクがDISCに触れ続けなければならないかもしれません。<賢さんのご意見より>


  5.  DISCは、挿入されている者の頭部に強い衝撃を与える事によって誰にでも取り出すことができる。
 が、あげられます。



 それでは次に能力の項目一つ一つについて見ていきましょう。
 まずは「1」ですが、この能力については資料が少ないため、細部は謎のままです。ただしエンポリオの母親の骨を見る限りは、あのまま能力が進行すれば対象は目覚めることなく溶けきってDISCだけが残るのでしょう。夢は細部にわたってリアルに創られており、おそらく外部からの刺激がないと決して目覚めることはないと思われます。範囲は少なくとも部屋一つ分。眠らせるための条件はまったくもって分かりません。
 また、ホワイトスネイクがDISCを奪う際には事前にドロドロに溶かすか、スタンド像に触れるか、あるいは対象の頭部を強く殴らなければいけません(10巻の「ホワイトスネイク−追跡者その2」参照)。し、それだけでなく最後に物理的に何らかの衝撃を加えて抜き取ることが必要です。
 次に「2」です。ブチャまけた話「ヘブンズ・ドアー」です。しかし「破裂しろ」って人間にもおそらく効くんでしょうね。ありえません。
 これって自分にもできるんでしょうか。出来るとしたら手におえないんじゃ……。
 「3」ですが、これも4と同じくあのときの状況によってとっさに出た能力かもしれません(あるいはこれも他の誰かから奪った能力か?)。この能力使えばいくらでも徐倫暗殺できた気がするんだけど……。ますます「クヌム神」がいらなくなりました。
 「4」については、確かに前から「スタンドは近距離のほうが力を発揮できる」とは言われてましたが、アナスイのドテッ腹をブチ抜く(11巻)とか、結構ありえない強化のされかたです。近距離パワー型の「ストーンフリー」と互角に打ち合ってましたし。まぁ項目のところに書きましたが、状況のせいと考えるのが自然ではないでしょうか。

 また、能力1・3については本来の能力(スタンド、及び記憶をDISCにして奪う)とは結びついているようには思えないので、他者からDISC化して奪って自分自身に自分で追加したものかもしれません。ホワイトスネイク発現時は、接触によるDISC取り出ししかできなかったものと思われます。<賢さんの御意見より>ただし「キラークイーン」も一人で多数の能力を所持しているような感じがするので、それと同じかもしれません。



細かく見てみたけれどもマジで強ぇ。さすがは第六部最大の敵。「メイド・イン・ヘブン」だけがプッチじゃねぇぜ!
ちなみに今回の考察のキモは項目Dのところです。自分では結構いい線イってると思うんですが…どうでしょう?
前回同様ツッコミ等ありましたらドシドシ掲示板メールからお願いします。
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