Copyright 2003-2005 Carolie Mate's Hour by.chabaroach | 第三回「クラフト・ワークについて」 前回の駄文更新時から随分と間が空いてしまいましたが、今回は第五部のスタンド「クラフト・ワーク」についてです。
このスタンドはジャンプ・コミックス五十巻に登場し、能力は「物体を固定する」です。しかしどうも能力があやふやなんですよね……。まずは、作中での固定のシーンをリストにしました。
以上で全部だと思います。いくつか気づいた点がありまして、まずは明らかに「固定」の仕方に何種類かあるということです。 まず1と2と7では、弾丸はまず体に対してめり込んだ状態で固定して止めて、その後は負けた部分から読み取るとどうやらただ単にめり込んでいるだけに過ぎないようです。ずっと固定しっぱなしにしとけばやられずにすんだ(下に書きますが固定したものは動かせないようなので)のに……。と思うのですが、そうしなかった(出来なかった)理由は下で書きます。 次に3と6では、空中に固定しています。この方法だと固定されたものはどうやっても動かないのだと思われます(55ページで固定した小石の上を歩いていますし、59ページ等で指でトントン叩いても動かないからです)。 最後の4と5では、「固定する」というよりも「くっつける」と言った方がいい能力ですね。これに関しては固定する(くっつける)対象(作中ではトラック)に触っていなければいけない(45・50ページ)ようです。 まぁ「固定」に種類があるのはいいとしましょう。キラークイーン第一の爆弾だって接触弾と点火弾がありましたし。ここで疑問なのは「固定するときは何を基準にしているのか?」ようは「何から見て静止しているように固定しているのか?」という事です。 そのまま固定すると、地球自体が自転と公転によってすごい速さで動いているので、相対的に見ると固定したものが飛んでいくように見えるはずですから、何らかの基準があるはずです。 4と5の「くっつける」方式の固定には基準なんていりませんし、1と2と7の防御するための固定は固定したあとすぐに解除してしまう(上に書いてある通りやられたシーンから推察)ようですが、3と6の空中への固定では、どうやら3ではトラックを、6では地球を基準にして固定しているようです。 自由に固定の基準を変えられるとすればいいんでしょうか?しかし、そうすると、弾丸に発射エネルギーをためて……。なんてまどろっこしい事をせずに、石でも拾っておいてトラックの上で「地球を基準にして固定」すれば、相対的に見た時にミスタに対してすごい速さで石が飛んでいくことになるはずです。 それをなぜサーレーがやらなかったのでしょう?(単に頭悪いからかもしれませんが)今までの事例をふまえた上で私が立てた説は「その時点で自分から見て止まって見えるものが基準になる」というものです。 ようは、走行中のトラックの上から見れば相対的に地面(地球)は動いて見え、逆にトラックは止まっているように見えるので、走行中のトラックの上で固定したときにはトラックを基準に固定され、降りたときに固定すれば止まって見える地面(地球)を基準に固定される事になるのです。 こう仮定した上でなぜやられたのか説明しましょう。まず頭に銃弾を撃ちこまれたときはトラックに乗っていたので、当然「トラックを基準に固定」→「固定を解除」というふうにしたのだと思われます(解除しないと自分が動けないですから)。ただし、このタイプの固定は、本体に傷をつけたものには、能力の一環として自動で固定→解除が行われる、という解釈もできます。<賢さんのご意見より>いわば、「自動防御」とでもいうんでしょうか。
で、最後にミスタによって頭の中の銃弾を撃たれたときに銃弾一個分だけめり込んだけど、そのときに再び防御して助かった、ということでいいんじゃないでしょうか。 銃弾を固定しておいて、自分の体を動かして(頭を後ろにさげて)銃弾を抜いたり、ミスタの狙いが分かったときに、とっさに頭の中で固定したりすることも可能な気がしますが、まぁそんなことしている時間が無かったという事にしましょう(汗)。あるいはさすがに傷の中にめり込んでしまった場合は固定できない……とか。 どうでしたでしょうか?これで一応すべての説明できたと思うんですが……。ほかにも「こんな説明ができる」とか、ご意見・ご感想など、どんどん掲示板、あるいはメールにてお寄せください。 |